吉岡 留美さん（回復期リハビリテーション病棟 看護師長)、酒井 志織さん（同病棟 看護師)、森本 千恵さん（医療療養病棟 看護師長）の御三方にお話を伺いました。

▶CSセットLC（トラブル保証）を導入する前、どのようなお困りごとがありましたか？
吉岡看護師長（以下：吉）高齢の入院患者さんが多く、水回りのトラブルで困っていました。例えば、入院患者さんが誤って尿取りパッドをトイレに流し、トイレを詰まらせるトラブルが過去に何度かありました。水回りのトラブルは1件当たりの修理代が数万円と高額ですが、患者さんには請求せず、修理代の全額を病院で負担していました。
▶導入してみて率直なご意見をお聞かせください。
酒井看護師（以下：酒）ここは回復期病棟ですし、パッドを落としてしまうからという理由でご自分でトイレに行くことを止めるのも気の毒な話で…。また患者さんも羞恥心があるため、私たちも中に入れません。トイレを詰まらせてしまったご本人を責めることなく対応できるのは、とても有難かったです。金銭的負担だけでなく、関連部署に報告する際の私たち職員の心理的な面の負担もなくなりましたね。
吉：トラブルがあった際、それをご家族に伝えるのは難しいものがあります。トイレは密室のため、ご家族から「本当にうちの者がやったのですか？」と言われてしまうと私たちも困ってしまいます。職員がいくら注意深く患者さんを見ていても、トラブルを未然に防ぐのは難しいです。その点、患者さんに請求しないで済むLC入院保証は本当に助かりました。エランさんが間に入ってくれることで事務側の手続きもスムーズになりました。
▶トラブルが発生した際の具体的な手続きについて教えていただけますか？
吉：用紙に発生状況、患者氏名、現場写真を記載し、見積書を送ると1週間足らずで補償してくれます。病棟側で行うのは書類の作成と現場写真を撮影することくらいですね。あとは事務が業者から見積もりを取得するだけで済みます。提出する用紙も簡便のため、すらすら書けます。LCを導入する前は、院内での手続きに時間が掛かり、修理されるまでの期間が長かったのですが、LCを導入してからはトラブル発生から修理までの期間がかなり短縮されました。これにより、患者さんを別の遠いトイレに連れていく必要がなくなって動線的なメリットも感じられ、助かっています。

CSセットで雑務が減少！ケアの充実

▶それでは次に、CSセットをここまで運用いただいての率直なご感想をお聞かせください。
酒：ご家族に持参いただいたタオルやティッシュ等の日用品類はこれまで使用するのに遠慮がありました。CSセットを導入してからは、入浴以外の用途でも患者さんにタオルを潤沢に使用してあげられるようになり、消耗品を消耗品として使えるようになりました。また、患者衣も汚れがあったらすぐ清潔なものに取り替えることができ、着替えの間に合わない患者さんに対して病院で洗濯する手間が省けて、その分患者さんへのケアに時間を割けるようになりました。
森本看護師長（以下：森）初めは金銭的な面で拒否反応があるのではと不安でした。しかし地域柄高齢者も多く、車で来ることができない方もおられるので、CSセットがあって助かりますという声が聞かれますね。CSセットを導入している他の病院から転院される方からは「ここにもCSセットがあるんですね。良かったです」といった声も届いていて、思いの外皆さんに受け入れてもらっているのを感じます。また、病院全体での契約となるため、それぞれの病棟のニーズに合ったものを用意してもらえるかという心配もありましたが、その点も対応していただけて助かりました。

“あぁ 良かった” LCが付いている安心感

▶エランのCSセットで良かったことはございますか？
吉：入院患者さんの年齢や性別、容体によって必要とされる日用品は変わりますが、その度にエランさんに相談に乗ってもらい、対応してもらっています。セットの内容が充実しているのに患者さんの負担にならないよう価格を抑えてもらっていて、エランさんで良かったと感じています。
酒：ご家族の手間が省けることもありがたいですし、感染症流行時には貸与してもらっているタブレットを利用したオンライン面会※で患者さんの様子を見られて良かったというご家族の声も聞いています。※オンライン面会の実施にあたっては、諸条件がございます。
▶あなたにとってエランとは？
森：エランさんは、何かあったときに直ぐに電話で対応し案を持ってきてくれます。いなくなったら困る存在です。
酒：CSセットは病院に浸透しており、私たち職員にとっても患者さんにとってもなくてはならない存在です。
吉：当院にとって良きパートナーです。トラブルがあった際はまずその患者さんがCSセットに申込んでいるかの確認を取り、利用していることが分かった途端「あぁ良かった」と安心します。CSセットを導入している他の病院から転院する患者さんもおられるので、CSセットがあって当然の入院になってきました。今はCSセットがないと整わないですね。

LC入院保証とは
CSセットご利用者さま及びご家族さまに起因する損害事故を補償するサービスです。患者さまや入所者さまによる施設の備品破損や、職員さまへ怪我を負わせてしまった場合の費用を補償します。病院や施設による損害請求の複雑な手続きが不要となります。

【医療法人互生会 筒井病院】
〒788-0783 高知県宿毛市平田町戸内1802
病床数：56床（回復期リハビリテーション病棟35床、医療療養病棟21床　※うち地域包括ケア病床10床)
診療科目：内科、呼吸器科、循環器科、消化器科、放射線科、リハビリテーション科、整形外科

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