CSセット
【直方病院】エランのオリジナル患者衣 『ホテルみたい』と好評
社会保険 直方病院の職員の皆さんに、エランオリジナル患者衣「lifte(リフテ)」についてお話を伺いました。
▼CSセット/lifte(リフテ)を導入する前、衣類に関してお困りごとはございましたか?
豊福 有美看護師長(以下:豊) 導入前に当院で貸し出していた病衣は胸元がはだけやすいものでした。患者さまが羞恥心を感じられることもあり、そのあたりの配慮に難しさを感じていました。
権藤 知香副看護部長(以下:権) 生地が薄かったので、冬は患者さまから寒いという声を聞くこともありましたね。
大神 美知子主任看護師(以下:大) ご高齢の患者さまは夏場でもエアコンで寒いと仰います。病衣の上に上着を羽織っていただいていましたが、それが汚れると洗濯していただかなければならず、困っていました。
▼CSセットをお選びいただいた理由についてお聞かせください。
権:CSセット導入前、当院では病衣のみのレンタルをしており、日用品はご自身やご家族にご用意いただいていました。患者さまと面会できないのに病院に必要物品を届けなければならないご家族、そしてそんなご家族に電話で連絡しなければならない私たち職員の精神的な負担を考えて、導入となりました。直方地区は導入済の病院も多いので「ここにはCSセットがないのですか」とのお声もありました。
▼CSセット導入にあたって、懸念点や不安な点等はございましたか?
権:病衣のみのレンタル価格からCSセットとなり価格が上がることに患者さまがご納得いただけるか、それを誰が説明するのか、どう説明するのかが一番不安でした。
大:そこで病衣がlifteになったことが売り文句になるわけですよね。「以前の病衣より厚手になって上等になりました」と言うと値段が高くなっても納得して申し込まれる方も多かったです。
豊:日用品とセットになったことで患者さまはより満足感を得られているようでした。
権:結局値段が高くなっても申し込みされる方の全体比率は下がりませんでしたね。
▼lifteに対する患者さまの反応はいかがでしょうか?
大:lifteは厚手のため寒いと仰る方は少なくなりましたね。
豊:患者さまからは「ホテルみたい」と言われます。これまでは青色の薄い生地の病衣で、それをお召しになる患者さまは実際よりもご高齢に見えていたのですが、病衣をlifte に変えてから皆さんとても若々しく見えます。 “病院”というよりもう一段上の印象でしょうか。高級感があります。
▼看護部の皆さまから見てlifteで良かったと感じる点はございますか?
吉岡 詠子介護福祉士(以下:吉)これまでの病衣は薄手で紐が切れてしまうこともありましたが、lifteは厚手で丈夫になりました。以前はいかにも“病人”という印象を持たせる病衣でしたが、lifteは病衣というより普段の洋服に近い印象です。色もピンクベージュで明るく、サイズ表記のタグやロゴの刺繍も可愛くておしゃれです。もし自分が患者さまの立場だったら、以前の病衣ではなく生地がしっかりとしているlifteを着たいと思います。
権:綿が入っているので、肌触りが良いですね。上着に関して言えば、下着を身につけなくても着用してもらえるようになりました。以前の病衣は下に一枚着用しないと透けてしまうほど生地が薄かったのですが、lifteにはその心配がなく女性の患者さまに喜ばれます。「年を重ねても恥ずかしいものは恥ずかしい」と患者さまは仰いますから、lifteの良さを実感してもらえていると思います。
患者も職員も気持ちが明るくなる患者衣
▼他の病院にlifteを勧めるとしたらどういう点をお勧めしますか?
権:lifteは治療ではなくリハビリのためという印象が強い病衣です。患者さまも病人ではなく、今からリハビリを頑張っていこうという気持ちになれるように思います。これまでは自分たちの勝手な想像で「病衣とはこういうもの」というイメージがありましたが、lifte を見てから私たちの意識も変わりました。院内の廊下を歩いていても、病人というより、まるでスパリゾートを利用しているような方たちがいる、そんな雰囲気になりました。
吉:lifteを着ている患者さまが沢山おられると院内も明るく元気な感じがして良いと思いますよ。
▼lifteに改善のご要望等ございましたらお願いします。
吉:ご病気や治療の関係で既定のサイズに合わない患者さまも時々おられます。腹囲が大きい患者さまや、関節が太くなっている患者さまもおられるので、サイズの幅が広がると良いなと感じます。
セットで業務効率化 本来のケアが充実
▼CSセット導入後、ここまでご利用いただいての率直なご感想をお聞かせください。
権:ご家族が楽になるうえ、私達がご家族に電話をして必要物品を持ってきてもらう手間がなくなりました。私たち職員も電話をしなければならないという精神的な負担から解放されました。
豊:衣類一枚で電話をするというのも私たちは遠慮してしまいます。ご家族もお仕事をされていて出られないことも多いですから。
大:「忙しいのに何度も電話してきて」とご家族から言われてしまうこともありました。またご家族に「必要物品を準備してください」とお願いしても、それがどんなもので、どこで売っているか分からない方も多く、以前はこちらで商品説明から購入の案内をする必要がありました。その手間がなくなり、使いたいときに必要物品をさっと使えるのは有難いことです。小さなことですがとても助かっています。
吉:患者さまは衣類や日用品が少なくなってくると不安になるものです。病院に通うご家族の負担や職員の電話の手間を考えて着替えや日用品の使用を遠慮する患者さまも多いです。ご家族に頼まなくても病院で必要なものを準備できる旨をお伝えすると、多少値段が高くなっても申込もうと思っていただけるようで、金額に対するクレームは全くありません。私たちも患者さまの付き添いで日用品の買い足しに行く必要がなくなり、患者さまのケアという本来の業務を中断しなくてよくなりました。
▼エランで良かったと感じることはございますか?
権:私たちがいる現場に必ず足を運んでくれることが何より有難いです。導入後の今も導入前と変わらず継続的にサポートしてくれて、こちらの要望にも毎回応えていただいています。
吉:営業の方は私たち現場職員にも、こまめに声をかけてくれます。現場の声を拾ってくれているのだなと、とても嬉しかったです。
▼貴院にとってエランとは?
園田 真希主任看護師:導入して2 ヶ月経ちますが、今エランさんがいなくなったら困ってしまいます。それほど大きな存在です。
吉:患者さまにも現場にいる私たちにも安心を届けてくれる存在です。ぜひ今後もずっとお世話になりたいと思っています。
オリジナル患者衣 lifte…エランとクラシコ株式会社が共同で開発したオリジナル患者衣。入院生活を支えるため、患者さまの視点からデザインし、“着心地・デザイン性・機能性” を追求しました。
⇒ lifte 特設サイトはこちら
【社会保険 直方病院】
〒822-0024 福岡県直方市須崎町1番1号
病床数:156床 (一般病床 79 床、回復期リハ病床 50床、地域包括ケア病床 27床)
診療科目:内科、消化器内科、肝臓内科、循環器内科、呼吸器内科、内分泌・糖尿病内科、腎臓内科、人工透析内科、血液内科、脳神経内科、外科、消化器外科、乳腺外科、肛門外科、麻酔科、整形外科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、放射線科、リハビリテーション科、皮膚科、心臓血管外科